ギターの基礎知識
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弦について
構造面は2種類に大別できます。
図A ※1 ワイヤーカッターで切ってもほどけない弦
図B ワイヤーカッターで切って※2 ほどける弦
弦の芯線の違い

※1ニッパーを使う人もいますが、ニッパーは元来銅線を切るのが主で、ワイヤーカッターは弦の芯線等に使われている鋼鉄を切るもの、長期使用に耐えられます。

※2 図Bのもので切れないように巻弦を糸巻き付近で、ピッチとテンションを無視して巻いた弦(安物な)もある。

図C ※3 弦を張り替えた直後にむやみに強く引っ張って「伸ばしきる」様なことはピッチとテンションが狂って音程を悪くします。

弦のピッチとは

糸巻に弦を張る
フェンダー系ギターの弦の巻き方
フェンダー系ギター
図D
のようにワイヤーカッターで10cm位のところでカットして、シャフトの穴の底まで差し込んで巻き下ろします。
ストリングガイドが2個のものと1個のもので、少し長さをアレンジして張るミュージシャンもいます。

ギブソン系ギターの弦の巻き方
 
 
ギブソン系ギター
A1〜A5までが6弦から4弦、B1〜B5までが1弦から3弦までの巻き方で、糸巻のシャフトに1回転ぐらい巻くだけでOK。
この部分で弦をロックしているので、弦が緩みません。
余った弦は必ずワイヤーカッターで切って下さい。
その昔、弦を切らずに3cm位の輪っかをつくっていたり、そのままブランブランさせていて目に刺さった事件も聞きました。

フェンダー系ベースの弦の巻き方
フェンダー系ベース
図Eのような巻き方は開放弦の音色とチューニングを狂わせたり、ひどい時には糸巻から弦が抜けたりします。
必ず図Fのように糸巻のブッシュに当たる位まで巻き下ろして下さい。
こうすることで、ストリングスガイドのある1弦と2弦は摩擦が少なくなり、チューニングが楽になります。

ボールエンドのカット位置について
番外1
<ボールエンドを切るフロイト・ローズ系トレモロユニットの注意点>
図Gの矢印部分が正しい切断位置で、ボールエンド付近で切ったり、切ることが面倒で反対側の弦の先をブリッジサドルに差し込むことは、音程を悪くしたり、トレモロが狂ったり、あげくの果てには弦が抜けることがあります。

番外2
<音程の良くなる弦の張り方>
図Hから図Kのように、ボールエンドをブリッジ外側に出してから糸巻を回すことで、「ねじれ」を取ります。
ロングトーンの時に音程がうなる原因の一端でもあります。
ST/TEタイプの弦のねじれの取り方
ベース弦のねじれの取り方
ギブソン系ギターの弦のねじれの取り方
ブリッジ側にボールエンドをたぐり寄せる図
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